反社会勢力・クレーマー対応 [137件]kikikanri.com
- 建設現場の妨害
- 当社は、社員寮を建設しようとして工事にとりかかったところ、○○同盟なるものが、「団地内の道路はわれわれの道路である。道路を買い取るか、通行料を支払え」と脅迫するので工事ができません。調査したところ、団地の道路は不動産会社の所有でしたが、最近、○○同盟の代表者名に変更されていました。どうしたらよいでしょうか。 1.道路の法的性格 他人の土地を自己の通行のように供することをできるようにするためには、土地がいずれかのケースに該当する場合になります。①公道になっている場合②位置指定道路となっている…...
- 暴力団員がたむろする(2) 社員への脅し
- 社員が個人的なことで暴力団に脅され、会社の玄関付近で、暴力団員風の者たちがたむろしたり、執務中に本人に対して電話をかけてくることが度々あります。会社としては、どのように対処したらよいでしょうか。 1.暴力団の狙い まず、考えなければならないことは、暴力団の狙いはどこにあるのかということです。通常、問題が社員個人に対することであれば、暴力団が会社に押しかけてくることは考えにくいです。しかし、暴力団が会社に押しかけてくるということは、その問題において、社員を会社に居にくい状況にする目的があった…...
- 暴力団員がたむろする(1) 営業妨害
- 競争関係にある他社が暴力団を使って営業の妨害をし、用もないのに当社の玄関前に暴力団員をたむろさせています。どうしたらよいでしょうか。 1.事案の把握と証拠の収集 解決のためにまずするべきことは、「誰がどのような目的でこのような行為を行っているのか?」また「その行為によってどのような被害が生じているのか?」ということを把握し、さらにこのような行為が行われていることを立証するための証拠を収集することが重要になります。この場合、現場にいない裁判官に被害実態を理解してもらう必要があるため、現場にい…...
- 暴力団から脅される(3) 書籍の押売り
- 物腰は丁重ですが凄味を持った者が三人で会社にきて、「○○経済研究会発行の本(せいぜい1,000円程度)を10万円で買ってくれ」といっています。さらに、その際、株主総会の話などをして、買わなければ株主総会を混乱させることを匂わせています。どう対処すればよいでしょうか。 1.相手側の意図 本事例の相手は、暴力団組員またはその親交者、暴力団とつながりを持った総会屋あるいはブラックジャーナルといわれるものであると思われます。この類の者が会社に近づいてくる目的は、経済的利益であることは明らかです。相…...
- 暴力団から脅される(2) 秘密の暴露
- 会社の不名誉な事実を知った暴力団員らしい者が、暗に「カネを支払わなければ、その秘密をマスコミに暴露する」といってきています。どう対処すればよいでしょうか。 1.背景事情 会社は様々な社会的経済的活動を通して営利を追求するものなので、どんなに管理機能を充実させたり、チェック体制を強化したとしても、場合によっては社会に公表されたくない不名誉な事実が生じることもあります。内容としては、許認可手続や行政指導上の問題、事務処理上のトラブルや不良商品の発生等から、社員の個人的スキャンダルなどまで、多種…...
- 暴力団から脅される(1) 融資の申込み
- 私は銀行の支店長代理です。融資の申込みの条件が整っていたので、私の名刺に「融資実行の予定日は○月○日」と記載して渡しましたが、後日になって、申込者が暴力団に関係あるとの情報に接しました。融資を取りやめることができるでしょうか。 1.暴力団関係者への銀行融資の意味 銀行は、預金の運用に関して預金者に責任を負っているだけでなく、金融経済を支える上で大きな社会的な責任を負うことになっています。そもそも、暴力団関係者に対して融資を行うことは、不良債権化する可能性も高く、暴力団の資金源となりかねない…...
- 暴力団事務所に呼び出された
- 社員のトラブルから、暴力団との間で損害賠償問題が発生しました。「責任者と一緒に組事務所にこい」と、担当者が呼び出されています。適切な対処法を教えてください。 1.組事務所に行く必要はありません 相手が一般人であれば、相手の自宅へ伺い、お詫びをするということは通常行われていることです。しかし、相手が暴力団である場合には、話は違ってきます。暴力団にとって、組事務所に呼ぶという行為は、交渉相手を自分のテリトリーに呼び込むことで、相手を威圧し、怯んだ交渉相手に法的な要求を約束させる手段の一つなので…...
- 暴力団から面会を求められた
- 私は取引上のトラブルをめぐり、暴力団から面会を求められました。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。法務部か弁護士にスイッチすべきでしょうか。 1.結論をいえば 相手側からの面会の要求に対しては応じず、会社の法務部または弁護士に任せることがよいと思われます。相手が暴力団であれば、法外な要求をしてくる可能性もあるので、平穏な交渉を行えるとは思えません。 2.自ら面会することになった場合の留意事項 (1)基本的な態度 法律の範囲内で解決を目指す姿勢を相手に示すことが重要です。相手は…...
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