対マスコミ危機管理 危機管理・不祥事対応の弁護士相談は永田町法律税務事務所へ|危機管理.com
- [CATEGORY]:対マスコミ危機管理
「実名」とは[POSTED]:2018-07-20
(1)「本名」と「通名」「通称」
実名報道原則にいう「実名」とは、基本的には本名のことをいいます。
本名は、日本人なら戸籍名、外国人なら外国人登録証やパスポートに記された名前であるのが通常です。
ただ、芸能人など実際は本名よりも社会に通用する「通名」「通称」で生活・活動している人もいます。
とくに朝鮮半島出身者の場合、歴史的経緯があるので注意が必要です。在日韓国・朝鮮人は、日本社会での差別・偏見のため「在日」であることを知られないように通名で生活してきた人もいまだ少なくありません。
本名だけの表記だと本人とわかりにくい場合には、実態に即した表記を考えるべきとされます。ただし、容疑者・被告の名前の表記については検討が必要であり、民族差別の問題など、外国人や外国出身者であることが動機などに深く関係していると判断される場合など、本名表記が必要と判断されるときは、「通名(本名)」などと併記したり、本名のみの表記としたりすることがあります。
(2)警察発表について
事件・事故をめぐる各都道府県警察の発表形態は必ずしも一律ではありません。外国人や外国出身者などについて「○○こと××」として、通名・通称「○○」と本名「××」を併記して発表するところもある一方、通名を出さず本名だけを発表するところもあります。
2005年4月の個人情報保護法全面施行を機に、社会のあらゆる分野で個人情報保護を理由とした匿名化が進んでいます。
捜査当局も、事件・事故などの発表の際、容疑者や被害者らの氏名、住所、職業、学校名などを詳しく公表しない傾向が強まりました。
- 2018-07-20
- [CATEGORY]:マスコミ報道の基準, 事件報道は実名が原則, 対マスコミ危機管理
『事件報道は実名が原則』のその他の記事
- 出版禁止の仮処分
- 名誉・プライバシー権が侵害される内容の記事が掲載されることが分かった場合、裁判所に出版物の差し止めを請求することができます。この請求は仮処分という手続きによって行われます。こんな記事が予定されているらしいという記事内容のはっきりとした特定ができない中で、準備の進んでいる出版を中止させようとする極めて緊急性の高い状況で申し立てます。申立て自体がそのままストレートに認められるというよりも、事実上の掲載中止に間に合えば、結果として差し止めと同じ効果が期待できます。出版社によってはなかなか頑として一歩も…...
- 記者会見を開く
- 不祥事が発覚してから記者会見を開く場合、通常謝罪会見になります。謝罪・報告(被害状況・安全性等の調査結果)・再発可能性・処分などについて、世間の反感を買わず、できれば好感と支持を得られるような会見を開くにはポイントがあります。もちろん記者会見を受ける義務はありません。記者会見をする方もいれば、記者会見をしないで済ませる方もいます。メディア戦略を意識しなくてもよい場合、世論の支持を活動の基盤とする必要が無い場合、引退して世間の目に触れない形での仕事に転身するなどの場合は、記者会見をしてリスクを負う…...
- 取材対応
- (1)取材対応について 危機管理・不祥事危機対応において取材をするのは生身の人間です。対応次第でその後の記事化の有無や中身が変わって来ることがあります。突撃取材を受けたときなど、人間力が一番試されます。記者同士の話をしていても、決まって嫌われるのは特定の方に集中します。スキャンダルが起きるときには、ここぞとばかりにたたかれますし、週刊誌などは特定の人物に常に狙いを定めています。マスコミの取材に対する対応次第で危機管理・不祥事危機対応ができるのです。マスコミからの問い合わせ一切に対しては、弁護士が…...
- プレスリリースを発表
- (1)プレスリリースとは プレスリリースは危機管理・不祥事危機対応において、会社として公式に発表する時に必要な文書です。不祥事対応における守りの広報で、更なる炎上を予防します。事件・事故・不祥事などで公式見解の表明や記者会見が必要な場合は特に慎重に作成する必要があります。 沈黙を貫くこともありますが、ときには積極的に反論し、法的措置をとることも明記します。第一報が報道された直後に適切な反論を速やかにすることで、スキャンダルが収束することもあります。プレスリリースの作成は、弁護士の仕事です。弁護…...
- ポジション・ペーパーの作成
- 緊急事態発覚後、事実関係を客観的に示す文書です。「公式見解」「統一見解」「声明文(ステートメント)」ともいいます。企業不祥事対応では多用されていますが、個人の場合でもポジショニング・ペーパーを意識したプレスリリースの作成が重要です。事実、経過、原因、対策、見解を1、2枚程度の紙にまとめます。団体構成者やマスコミに配布し、プレスリリース、記者会見時の原稿、想定問答集、ネガティブリスト、関係者への説明書等を弁護士が作成します。記者からの想定質問を意識して作成すべきで、文書化することにより質問を減らす…...
- 弁護士名のFAXで対応する
- 弁護士名のFAXを送付することにより、言い分を主張すると同時に、不当な報道をけん制する効果があります。 極めて初期の段階から弁護士名の回答書を送付するタレント事務所もあります。...
- 外部への情報漏えいパターン
- 情報発信源が外部 1.記者からの問合せや単独取材申し込み …電話が多い 2.一般人から一方的にタレこみ …電話だけでなくFAX、メールの場合も 情報発信源が内部 1.内部告発 2.関係者が記者との面談で口を滑らせた 3.多数人の関与により、重要性の認識の甘い関係者から噂的に漏洩 4.利害関係人による意図的・悪意的なリーク 5.内部関係者による重要書類・データ等の持ち出し 外部が得る発信源ごとの情報について 漏れている情報想定される情報源 捜査情報、裁判情報、行政処分、…...
- 対応策
- 会社や学校からの事情聴取に対しては、冤罪であるとの一点張りで通しつつ、検察官の取調べに対しては自白して素直な供述態度で臨み、反省を示すことによって不起訴処分を狙う方もいるようです。供述内容が一見矛盾しているようですが、通常検察官が取調べ状況について会社や学校へ情報開示することはありません。不起訴処分さえ取れれば、不起訴処分告知書を会社や学校に提出することによって解雇・退学処分を免れることは大いに考えられます。しかし事件の結末を見届ける前に処分を決めようとする会社・学校も多いので、必要なことを説明…...
他にはないサービス。無料相談は原則、受け付けません。
無料相談を掲げる法律事務所とは一線を画し、価格競争はせず、報酬に見合う良質なサービスを提供しています。他の弁護士事務所にできないミッションを達成し、紛争解決に集中してリソースを割くために、相談対象を紛争性がある危機管理事件に限定しています。
「内容証明が届いた」「対立当事者に弁護士が就いた」「調停・裁判中」「調停・裁判目前」「弁護士を替えることを検討中」など、紛争性が顕在化している方は無料電話相談(初回15分)・無料メール相談(1往復のみ)・土日夜間の電話無料相談(初回15分)で対応します。
来所 | ビデオ通話 | 電話・メール・土日夜間 | |
---|---|---|---|
内容証明が届いた事件 | 1時間: 12,000円税別 ※来所困難な方に限り、 1時間30,000円税別にて 電話相談に応じます。 | 1時間: 62,000円税別 | 電話:初回15分 メール:初回1往復 土日夜間:初回15分 無 料 |
対立当事者に弁護士が就いた事件 | |||
調停・裁判中、調停・裁判目前の事件 | |||
弁護士を替えることを検討中の事件 | |||
その他、紛争性がある事件 (潜在的なものも含めて) | 非対応 |
来所 | ビデオ通話 | 電話・メール・土日夜間 | |
---|---|---|---|
内容証明が届いた事件 | 1時間: 12,000円(税別) ※来所困難な方に限り、1時間30,000円(税別)にて電話相談に応じます。 | 電話:初回15分 メール:初回1往復 土日夜間:初回15分 無 料 |
|
対立当事者に弁護士が就いた事件 | |||
調停・裁判中、調停・裁判目前の事件 | |||
弁護士を替えることを検討中の事件 | |||
その他、紛争性がある事件 (潜在的なものも含めて) | 非対応 |
※お電話やメール、土日夜間の電話相談は、「内容証明が届いた」「対立当事者に弁護士が就いた」「調停・裁判中」「調停・裁判目前」「弁護士を替えることを検討中」など、紛争性が顕在化している危機管理事件に限定して、簡略なアドバイスを差し上げる限度で提供しています。メール相談、電話相談または土日夜間の電話相談よりお問い合わせください。
※一般的な法律知識については、お電話やメールでのお問い合わせを受け付けておりません。
一般的な法律知識に関する情報は危機管理大全でご案内していますので、こちらをご利用ください。
- 来所予約・お問い合わせ
- 03-5532-11129:00~19:00 土日祝日除く※お電話又は予約フォームにて法律相談のご予約をお取り下さい。
※小さなお子様の同伴はご遠慮ください。