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担当者が留守なのに居座られる

私は会社の受付をしていますが、突然、暴力団員が用件もいわず「社長に会わせろ」と来社しました。外出中である旨を告げたところ、「帰ってくるまで待たせてもらう」と、居座られました。応対の担当者もいない場合、どのように対応したらよいでしょうか。

1.対応の基本

いざという時に備え、受付では誰が対応するのか、また場所はどこにするのかなど、対応策をあらかじめ準備しておくことが必要です。これは、不意に来訪があったとしても日頃から準備をしておけば、冷静に対応することができるからです。
対応者は、受付の責任者またはあらかじめ決められている暴力団等の対応をする上での責任者が応接することになります。応接の際には、責任者一人で行うのではなく、複数で対応することが重要です。
そして、責任者が不在であること、社長に用件を伝えるために正確かつ簡潔に主張内容を述べてもらいたいこと、会社の担当部署で検討すること、連絡を要する事柄については当方から追って連絡をするので今はお引き取り願いたい旨を冷静になって相手に伝えることが大切です。
このような場合、相手が暴力団員であってもむやみに恐れる必要はありません。
注意すべき点は、パニックに陥ることやできない約束をすること、挑発に乗ることであり、決して揚げ足を取られるような状況にならないよう注意することが大事です。

また、証拠を確保するためにも、相手から名刺をもらうなどして人物を特定し、住所・氏名・連絡先を教えてもらうこと、さらにどのような言動をとったか録音やメモ等で残すかもしくは正確に記憶しておくことが重要となります。

会社としてあらかじめ面談カードを作成し、来訪者に氏名や住所、面談目的等を記入してもらうことも有効な手段の一つです。訪問者が面談カードの記入を拒否するようであれば、これを理由に退去の要求をすることも可能となります。

2.警察への通報と退去要求

冷静な態度で退去を求めているにもかかわらず、訪問者が居座るようであれば、警察に連絡することがよいと思われます。
退去の要求を受けたにもかかわらず、建物等から退去しなかった者に対しては、不退去罪(刑法130条)が該当するといえるので、刑罰が科される場合もあります。
暴力団人は自身の行為が刑法に触れる可能性があることを重々承知しているので、退去を求めることに対して躊躇う必要はありません。仮に不退去罪に該当しなかったとしても、警察の説得によって退去することは十分考えられます。

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